花粉症とは
植物の花粉によって様々なアレルギー症状を引き起こす病気です。
アレルギーというのは、免疫システムの一部を担っている「igE」という抗体が、身体に入ってきた本来無害である花粉に対して有害であると判断してしまい、過剰反応を起こし排除しようとして様々な症状を引き起こします。。
アレルギー体質の方はこの抗体の数値が高くなりますが、数値の高さが症状の重さと一致するわけでもないようです。
花粉症は、植物の樹木や草木の花粉が飛ぶ季節に、花粉が目や鼻の粘膜に付着することで症状が現れます。花粉症は、遺伝的な体質、住環境、食生活などの様々な要因が重なって起こります。
単純に花粉を浴びすぎたから、体内に入りすぎたからとは言えないようです。
まず花粉症と聞いて大抵の人は「スギ花粉症」を思い浮かべるでしょう。しかし、この世の中にある花粉をもつ植物全てが、花粉症の元になるのです。 (花粉症の元、以後アレルゲンと言います)
花粉症=スギ花粉症 と言うことではないのでご理解下さい。
現在、日本人の5人に1人とも、6人に1人が花粉症であると言われています。 1960年代〜80年代では「花粉症」という言葉は、聞き慣れないものでした。
だからといって昔はなかった病気ではなく、昔は認識されていなかった病気と言うことでしょう。アレルギー性鼻炎と診断されていた人も多かったようですし、更に昔は極めて少ない病気だったのではないでしょうか。
花粉症とは、アレルギーの中の一つです。 アレルギーと言えばアトピー性皮膚炎や、食物アレルギーの卵やソバなどがありますね。 そういうアレルギーの中の一つに花粉症があります。
その花粉症の中でも 春先の「スギ花粉症」が一番多く聞くと思いますが、他にもヒノキ・イネ、秋にはブタクサ、更に北海道にはスギがない代わりに、白樺の花粉症があると言います。
乳幼児や子供、老人は花粉症にならないと言われていた頃もありましたが、そんなことはないようですね。 2歳や3歳からなってしまう子もいますし、私の実父などは2005年に67歳で発症しました(笑) 軽く済んでいるようで何よりですが。
不思議なモノで、この花粉症はある日突然やって来ます。 私自身、極端に不摂生な生活をしていたわけでもなく、煙草を吸ったりお酒を飲んでいたわけでもないです。
強いて言えば、発症の前の2年くらいは仕事や人間関係のストレスがあったのではないかと思っています。(推測ですが) 私の花粉デビューよりも以前に、実母がスギ花粉症になっていましたので、体質の遺伝もあるようです。しかし母の症状もそれほどひどいものではなく、ごく普通の生活を送っていました。
特に病気がちで、弱いわけでもなく風邪を引く回数も決して多くはなかったです。 それでもある日突然やって来るのが「花粉症」なのです。
更に厄介なのは、現在は完治する事が難しい病気であると言うこと。一度なってしまったら、髪の毛より長い友になることでしょう(涙)
特徴的な諸症状
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鼻水は無色透明で水のようにサラサラしている。
2〜3日経っても鼻水の状態に変化がない
拭いても拭いても止めどなく出てくる
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くしゃみが何回も連続で出てなかなか止まらない
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耳や喉、鼻の奥がむずがゆい
それぞれの管が、つながっているだろう付近が無性にかゆくなる。
手も耳かきも届かない位置である。
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目の縁がネバネバして、べとつく
目やにがすごくて、朝起きたら目がくっついて開かない
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まぶたの裏に、ゴミや砂が入ったようにゴロゴロする。
しかもとてもカユイ。
あまりのかゆさに、目玉を取り出して洗いたいと思ったことがある。
他にも
倦怠感・熱っぽい・イライラ・集中力の低下・頭重などを訴える方もいます |